こちらは中国でPCパーツを販売しているJGINYUEが販売しているB760チップセットを搭載したミドルクラスのマザーボードです。
日本展開していないいわゆる「中華マザーボード」に分類されますね。
ただ、偽X79みたいなゲテモノではなく正統派です。
外箱は至ってシンプルでモデル名の「Snow Dream」を表すように雪の文様がデザインされています。
海外通販の例に漏れず簡易包装で来たのですが、箱の状態が良くやや拍子抜けです。
内容物はマザーボード本体とSATAケーブル1本、そして無線LAN用のアンテナです。
アンテナまで白いところに拘りを感じます。
ちなみにCMOS電池とWi-Fiカードは搭載した状態になっていました。
同社のマザーを買ってもCMOSバッテリーとWi-Fiカードが付いていないという記事も見たことあるので時期もしくは販売業者によるのかもしれません。
当方はAliExpressの公式ストアから購入しました。
IOパネルは初めから取り付けられているタイプです。
自分でIOパネルを取り付けないマザーボードは初めてだったりします。楽でいいね。
ミドルクラスのマザーボードでありながらIOパネルが銀色じゃないのは見えない箇所だけど嬉しいですね。
需要があるかは置いといてこのマザーボードの仕様を記載しておきます。
ソケット:LGA1700
メモリ:DDR4×2
VRM:Dr.MOS 8+1+1フェーズ
SATA3.0×4
PCI-E4.0×16 ×1
M.2×2(1つは背面に実装)
Type-C ピンヘッダ×1
他いろいろ。(気になったらHP見てください)
ミドルクラスとしては豪華な作り、UEFIも"普通"
B760チップセットなのでLGA1700のCPUを使用できます。
とりあえず余っていたG7400を取り付け。LGA1700もCore Ultraが出た今では型落ちになってしまいましたね。
M.2のヒートシンクは両面仕様となっていて小型のファンも搭載しています。
メインPCで使用しているB660M-DS3H-DDR4は片面仕様なのでこちらの方が豪華です。
このヒートシンクがRGB発光するのが少し難点ですが、ゆっくり色が変わるタイプなのでなんとか許せます。よくある虹色に光るタイプだったらLED剥がしてたかも。
SSDはメインPCと同じEXCERIA PROを採用しました。こちらは1TBです。
余っているSATA SSDでも良かったのですが、ケーブルつけるのが嫌だったので。
こいつは結構発熱の大きいSSDなので両面ヒートシンク+ファンの効果が出ると思いたいです。
完成させたらSSDのレビューと合わせて温度計ってみます。
IOパネルを外してみました。
VRMは50AのDr.MOSで8+1+1フェーズだそうです。6+2+1フェーズのメインPCのマザーボードより豪華な電源回路をしています。
そこそこ強めのCPUのせてもVRMがサーマルスロットル起こすことは少ないかもしれません。
(B660M-DS3H-DDR4でi7 13700Fは高負荷を続けるとVRMがサーマルスロットル起こします)
これは謎ポイントなのですが、IOパネルを外すとなぜかUSBが1ポート隠されています。
前モデルのB660i snow dreamでも同じような仕様らしいのですが、B760iでもUSBが隠されていない物もあるようなのでなぜこのような仕様なのかは分かりません。
USBポートが解放されてるモデルはいわゆる"リビジョン違い"かもしれません。
謎は残りますが特に弊害はないので見なかったことにします。
起動時のロゴはおなじみの「American Megatrends」が表示されると思っていたら「JGINYUE」となっていて「ちゃんとしてる」と感じました。
変なロゴじゃなくてシンプルなのでいいですね。
一番驚いたのがこのUEFI画面です。
中華マザーと言ったら昔のBIOSのような青背景に白文字だと思っていたらこのグラフィカルな画面が表示されました。
デフォルトで英語表記となっていて日本語には対応していません。大手メーカーのUEFIにあるイージーモードみたいな表示はなく詳細設定が最初から表示されているような感じです。
若干レイアウトは独特ですが、そこは大手メーカーであってもメーカーごと、モデルごとに異なるので特段気にするようなことではないと思います。
しっかり作りこまれていて「中華マザー」と侮ってはいけませんね。
各種ドライバも公式HPからダウンロード可能です。ただ、マニュアルはないので気合いで乗り切りましょう。
派手すぎない上品なデザインで◎
多分このマザーを選ぶ人は珍しさとこのデザインで選んでいると思います。
今時のゲーミングマザーにありがちな派手な装飾はなく全体的に白と銀色で構成されています。
各ヒートシンクに雪モチーフの文様が入っていてとてもオシャレですね。
余ってたC7を装着したらカラーリングが意外とマッチしていました。
白基板のITXマザーボードがかなり少数派で他にはGIGABYTEのAORUS ICEシリーズ、MSIのEDGE TIくらいしかありません。
両社のマザーボードは中~上級モデルに位置するので3万以上と高価ですがJGNYUEなら半額ですよ奥さん。
でも(MSIは使ったことないけど)UEFIはGIGABYTEの方が使いやすいです。
(GIGABYTEのマザーは好きでFRS211改もメインPCも親用PCもGIGABYTE使ってます)
一緒に買った同社のメモリと合わせて使用する予定ですが、同じ「Snow Dream」シリーズなだけあってデザインの統一感があります。
M.2のヒートシンクが単色で発光なら文句なかったのですが、ここだけ惜しいです…
Snow DreamのM-ATXモデルならメモリに描かれてるのと同じkawaii少女のイラストが入っているのでこちらの方が見た目は良いかもしれません。
とりあえず見た目だけで買ったマザーボードでしたが、予想以上にいい意味で「普通」でした。
海外通販なのに発送も早く質問をしてもすぐに返答がもらえてとても好感が持てました。
使う予定の電源ユニットが届いていないのでまだ本格運用はしませんが、実際に運用してみて本当に「普通」なのかが気になるところです。
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購入金額
13,187円
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購入日
2025年06月02日
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購入場所
AliExpress
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